平成17年度第4回(通算114回)技術情報交換会のご案内

 今回は航空・宇宙分野における最新の開発トピックスとして、宇宙航空研究開発機能における航空機分野の注目プロジェクトである、超音速実験機と耐熱ポリイミド樹脂の開発状況に加え、航空機体ヘルスモニタリングをはじめ様々な応用展開が期待される光ファイバーセンサー技術について紹介させて頂きます。更に、この航空宇宙分野を解析、評価、製造において強力にサポートする3件の製品技術情報も提供致します。いずれも皆様のご期待にお応え出来る内容になると思いますので、皆様お誘い会わせの上、是非ご参加下さいますようお待ち申し上げております。

 日 時:平成18年4月20日(木)13:00〜19:00

 会 場:湘南工科大学東京キャンパス(糸山タワー7階大会議室)(案内図はこちら

 参加費:正会員・賛助会員:8,000円、学生会員:4,000円、非会員:11,000円

     参加費は参加申込時(申込用紙はこちら)に『東京三菱銀行 鎌倉支店(普通) 1276101 
     先端材料技術協会』に振込料自己負担でお振込下さい。定員80名になり次第
     締め切らせて戴きますので、ご確認はSAMPE Japan ISOにご確認下さい。


              【プ ロ グ ラ ム】

13:00-13:05 例会委員長挨拶             三菱電機(株) 先端技術総合研究所 尾崎毅志

<講演>

13:05-13:50 小型超音速実験機(ロケット実験機: NEXST-1)の飛行実験概要」 

                  宇宙航空研究開発機構 航空プログラムグループ 町田 茂氏

         当機構・航空PGが研究を進めている超音速機技術の飛行実証として、平成17年10月に南オーストラリ
         ア州ウーメラ実験場において小型超音速実験機の第2回飛行実験を実施した。ロケット実験機の概要お
         よび飛行実験概要を説明するとともに、本プロジェクトにおける複合材適用に対する取り組みについて概
         説する。

13:50-14:35  「新規ポリイミド樹脂を適用した耐熱複合材料の開発」

       宇宙航空研究開発機構 総合技術研究本部 複合材技術開発センター
石田 雄一氏

        宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、高耐熱・高靱性な新規ポリイミド樹脂を母材として適用した耐熱複
        合材料の研究開発を進めている。本発表では、独自の技術として成形中の水の発生をなくし、成形性を
        大幅に改善したポリイミド/炭素繊維複合材料の開発と現状について報告する。

14:35-15:20  「光ファイバーセンサーの開発と航空・宇宙分野への応用」

                    三菱電機(株)先端技術総合研究所 竹谷 元氏

        直径わずか125ミクロンの超小型・超軽量のセンサーで、1系統で多点の温度、歪みの同時計測が可能
        で、30km先の情報も得られる画期的なセンサーであるFBG(Fiber Bragg Grating)センサー技術を開発
        した。航空機体のヘルスモニタリングや空港監視、人工衛星の地上試験等多様な用途展開を行っている
        状況について報告する。

15:20-15:30       休憩 

<製品・技術紹介>

15:30-16:00  「”GENESIS”によるコンポジット積層構成の最適化解析」

                     株式会社ダイゾー 情報システム事業部
シニアシステムエンジニア 小引 猛史氏

        GENESISは、米国VR&D,Incが開発した構造最適化を実現するソフトウェア製品です。概念設計の段階
        で、トポロジの最適化機能が設計者のアイデア創出を支援します。詳細設計の段階では、部材寸法・構
        造形状の最適化機能が、適切な設計値の探索を支援します。本講演では、GENESISの適用分野の一つ
        であるコンポジット積層構成の最適化機能を中心に、事例を交えてご紹介します。

16:00-16:30 「攪拌と脱泡について」

               株式会社シンキー 応用技術部 高塚 隆之氏

        気泡『0』、均質攪拌は、先端分野において更なる可能性の扉を開ける鍵です。特に、航空産業分野で使
        用される、複合材や接着剤等では、均質性や脱泡性、ポットライフ等が厳しく管理されています。弊社機
        『あわとり練太郎』は、材料の入った容器を自転させながら公転させることで、約400Gもの加速度を容器
        内部に発生、短時間(数分内)に材料の気泡を混ぜ込まず均質な攪拌を可能にしました。米国のボーイン
        グ社の使用例や、国内での使用例等を説明しながら、ご提案させていただきます。

16:30-17:00 「面状ヒーターの宇宙・航空機部門への適用」

               オーエムヒーター株式会社 代表取締役 増田晃佳氏

        カプトンポリミードヒーターの宇宙機器への適用拡大及びシリコンラバーヒーターの航空機複合材適用部
        位への適用について、事例を交えてご紹介します。


17:15-19:00 懇親会(講師の方々を交えての参加者相互の情報交換の場としてご活用下さい。
              費用は参加費に含まれています。) 

以上

詳細については、下記までお問い合わせ下さい。

先端材料技術協会インフォーメーションサービスオフィス

(SAMPE Japan ISO)

tel 0467-24-2721  fax. 0467-24-2735

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